こんにちはともぞーです。
今回は本せどりの仕入れ基準について解説していこうと思います。
といっても人によって仕入れ基準は変わってきますのでどれが正解ということもないので、あくまで参考にしてもらって自分なりの仕入れ基準を作っていくことが脱初心者への第一歩となりますので、参考程度に見てもらえればと思います。
本せどりの仕入れ基準
本せどりを仕入れる際にある程度基準を作っておくと悩む時間を削減できて効率よく仕入れることができます。
本せどりの仕入れ基準として参考にするのは3つです。
- 売れ行き
- 仕入れ値
- 利益率
- ランキング
- 他出品者数
- コンディション
これらになります。
1つずつ解説していきますね。
本の売れ行き
はっきり言ってしまえば、これが全てといっていいくらい重要です。
多少仕入れ失敗しても売れ行きさえよければ、赤字になってもすぐに資金回収できるので、また仕入れに回すことができます。回転率がいい商品を扱うというのはせどりの基本ですので、回転率が低い商品は極力扱わないようにしましょう。
回転率は中古がどれくらい売れているのかというのをよく見た上で、出品者数と出品者のコンディションを総合的に見て判断する必要があります。
最初は難易度が高いかもしれませんが、初心者のうちの本せどりであれば、基本最安値で出すことを意識すればそれなりに回転します。もちろん付属品が有る商品の場合は話は別ですが、そうじゃなければ基本最安値で出しましょう。
本せどりの仕入れ値
当たり前ですが、これは非常に大切です。
正直な話、仕入れ値が安ければ仕入れ失敗しても大したダメージになりません。数百円程度の仕入れであれば悩んだら仕入れるくらいのスタンスでも大したダメージはありませんので、初心者の方は仕入れ値が安いものは悩んだら仕入れるくらいのスタンスでいいと思います。
それで実際に販売してみて、仕入れがあっていたかどうかを後から検証すると非常に良い経験になります。
最初から仕入れを失敗しない人なんていないので、どんどん販売経験をしていく方が重要だと思います。
しかし、仕入れ値が高い商品、1000円以上の商品で仕入れを失敗すると結構痛いので、仕入れ値がそれなりにする商品はしっかりと考えましょう。
本せどりの利益率
利益率も非常に重要ですね。
利益率が高ければ高いほど、売れ行きが悪くても元が取れやすくなります。本せどりは基本的に利益率は高くなりやすいのですが、利益率が20%を超えないようであれば何かしら仕入れに問題がると思っていいと思います。
低額商品の場合は利益率が低くても問題ありませんが、高額商品の場合には利益率は特に気を付けてください。利益率が高ければ回転性がそんなになくても補えますが、利益率が低いのにロングテール商品を仕入れてしまうと、資金が回転しなくなる危険性があります。
具体的には1500円を超えるような商品で200~300円程度の利益しかない商品は取り扱わない方が良いと思います。
即売れするくらい回転する商品なら問題ありませんが、そうじゃない場合には資金を圧迫する原因になります。
もちろん低額仕入れ、100円仕入れ⇒500円売りとかなら、利益率もいいので回転がそんなに速くなくても取り扱っていいと思います。
本のランキング
まあこれは売れ行きとほとんど同じ意味ですが、初心者にありがちなのがランキングがいくつ以上だったら仕入れていいという判断基準を持ってしまいがちですが、ランキングだけで仕入れ判断をするのはやめましょう。
もしかしたら出品者がいないので、ランキングが低い可能性もありますし、逆に低価格で売れてランキングは良いけど、今の価格では売れていないということもあります。
ただ1つの目安とするのは良いと思いますので、目安を出すとしたら30万以内だったらそれなりに売れてる商品だといえます。
逆に50万位とかだと月に1個売れるかどうか、100万以上だと2~3か月に1個売れるかどうかなので、相当利益率がよくないと取り扱わない方がいいでしょう。
出品者が多くてランキングが低い商品があれば、ほとんどの確率で仕入れ対象外という判断でいいと思います。
本せどりの他出品者数
これを意外と軽視してしまうせどらーは多いかもしれませんが、出品者数は非常に大切な仕入れ判断要素になります。売れ行きと同じくらい大切ですね。
出品者数が多いということは、それだけ売れるまでに時間がかかるということですね。
例えば、
月に2個売れる商品があって、出品者数が1人ならほぼ間違いなく、1か月以内に売切れます。
同じように
月に2個売れる商品があったとして、出品者数が30人いた場合はほぼ間違いなく、ロングテールになります。
また、出品者数が0の商品があった場合には場合によっては過去の価格より高くしても売れる可能性はあります。俺様価格というやつですね。(基本仕入れ値が安い場合に限ってギャンブル的にやるのはいいかと思いますが、仕入れ値が高い場合にはやめておきましょう。)
また出品者数と同じく、最安値追従している人数も重要です。最安値追従している人数が少なければ最安値で出すことでライバルは少なくなります。
同じように、付属品がある商品の場合は、最安値の付属品がない出品者はライバルになりません。付属品がある出品者がライバルになりますので、その人数次第ですね。
何度も言いますが、出品者数を軽視しているせどらーは結構いますが、売れ行きと同じくくらい回転率に影響を与えますので、必ずチェックするようにしてください。
目安としては20人以上いたら、かなり出品者が多いと思っていいです。(もちろん月に50個売れる商品なら、問題ありませんが)
あと重要なのはFBA出品者がいるかどうかも重要です。値段が同じ場合だと基本的にFBAのほうが早く売れていく傾向がありますんで、FBA出品者がいなければFBA納品すれば即売れする場合もありえます。
本のコンディション
勢いに乗ってさっき書いてしまいました(笑)
付属品の有無や本の状態次第でライバルは変わってきます。
ちょっと高くても状態が良い本が欲しいという需要はあります。さきほど私は初心者は最安値追従をおすすめするということを書きましたが、付属品の有無やセット本の場合やマニアックな本、写真集などは話は別です。
読めればいいやっていうよりも、極力状態が良いものを買いたいだったり、付属品が欲しいという需要をきちんと拾うことが大切です。
写真集なんかは最安値が可だったら、500円くらい高くしても普通に売れていきますんで、商品状態を見極めることは非常に大切です。
仕入れ判断例
例えばこの商品仕入れ値2160円としてあなたは仕入れますか?
私は喜んで仕入れしました。
結果としては
仕入れ値2160円⇒売値12138円で売り切ることができました。
仕入れ値は高いですし、回転性は低いですが、それを補うほど利益率、利益額が高いので、この場合は仕入れた方が良いと言えると思います。ライバルも少なく、最安値で勝負するのは1人だけだったので、FBA納品すれば売れるだろうという判断をすることができます。
仕入れ値108円
この商品の場合現在の最安値390円ですが、仕入れるかどうかと言われれば108円なんで正直どっちでもいいんですが(笑)
まじめに答えると私なら仕入れません。その理由としては
出品者数が多すぎること
薄利なこと
ですかね。
売れ行きとしてはまずまずですし、薄利なのは許せますが、薄利の割に出品者数が多すぎて回転性も良くないのであれば仕入れない方がいいだろうという判断です。
出品者数が多いと売れ行きがそれなりにあっても、回転率は悪くなりますので注意が必要です。
仕入れ値500円
この商品の場合は仕入れるかどうか判断が分かれそうなところですよね。
私はというと仕入れました。
結果として仕入れ値500円⇒3510で売り抜けました。
回転性は悪いですし、価格もそんなに安定していなかったのですが仕入れた理由としては
- 仕入れ値が安い
- 売れれば利益率が高い
- FBA出品者がいなかったので、売れる可能性が高いと判断したこと
売れ行きが悪いので、他にFBA出品者が多数いたりしたら仕入れなかったかもしれませんが、仕入れ値が安いので売れなくてもたいしたダメージじゃないというところが決めてで判断しました。
まとめ
今回は本せどりの仕入れ基準について書いていきました。
仕入れ基準は複数の要素が絡み合って決まるので一概に、ランキングが良い悪いだけで決められません。それなので人によって仕入れ基準は大きく変わってくるんだと思うとそこが面白いところですよね。
まとめるとまず重要なのは回転率です。
- 売れ行き
- 他出品者数
これで回転率を考えます。
次に仕入れ値、コンディションによる想定売値で利益率を出します。
最後に利益率と回転率のバランスを見て仕入れるかどうかを決めます。
薄利でも回転率が高いのであればガンガン仕入れていいと思います。もちろん金額が高い商品の場合は慎重に判断する必要はありますが、仕入れ値が安ければどんどん販売経験を積んでいくことの方が重要だと思います。
今回は以上になります。